ママチャリ・クロス・ミニベロ…どうしてそんな名前なの?―自転車由来まとめ
こんばんは。ねこぜまるです。今回は自転車の呼称の由来についてご説明。
自転車には、大きく分けて5種類あります。
- ママチャリ
- ロードバイク
- マウンテンバイク
- クロスバイク
- ミニベロ
ロードバイクとマウンテンバイクはそのままでしょう。今回この中から僕が疑問を持ったのはそのほかの3つ。
ママチャリ
お父さんは乗ったらいかんのですか?と、言いたくなるこのママチャリという呼び名。
正式な名称はママチャリではなく「シティサイクル(軽快車)」です。ではいつからママチャリと呼ばれるようになったか?
その説明にはまず語源を知っていただく必要があります。
ママチャリとは母親を意味する「ママ」と自転車の俗称「チャリンコ」から成る言葉で、女性用としてとらえられている一般用自転車を意味する。ママチャリの定義といったものは特に無いが、もともとは婦人用ミニサイクルの俗称として使われ、それが婦人用軽快車(婦人用シティ車)を指すようになり、最終的に軽快車・シティ車全般を指す言葉となった。
というわけで、ママチャリの前身は婦人用ミニサイクルだったわけです。ちなみに、ミニサイクルとはタイヤが小径の自転車。日本では1960年代に登場したそうです。当時、自転車は女性にはなじみが薄かったのですが、そこに目をつけた企業が新規顧客獲得のために導入してみたところ、見事にヒット。
(↑婦人用ミニサイクル)
しかし1973年ごろを境に売れ行きが悪くなり、80年代にはすっかり日陰者に。
そして婦人用ミニサイクルの俗称である”ママチャリ”という言葉は、次に世のお母さん方が乗っていた婦人用軽快車へと受け継がれます。
婦人用軽快車と言っていますが、これはいわゆる私たちが想像するママチャリのことを指した言葉です。ハンドルが曲がり、乗り降りしやすいようフレームが変形しているタイプ。
ですから、「ママチャリ」という言葉が現在とほぼ同じ意味で使われ始めたのは80年代以降。そして次第にママチャリの指す範囲は軽快車全般へと拡大され、今に至ります。
これがママチャリの由来。語源に歴史ありですね。
クロスバイク
次はクロスバイク。まずクロスバイクそのものについて一応解説。
見た目としてママチャリとの大きな違いはたくさんありますが、フレームがフラットに近くなおかつカゴがないことでしょうか。あとタイヤが細い。
一般的な用途としては、街乗りまたは本格的なサイクリングといった感じでしょう。ロードバイクのほうがレース向きなイメージ。
ですから僕のイメージ的には「ママチャリの上位互換かつロードの下位互換」でした。
しかしその語源から、僕のイメージは若干間違っていたことがわかります。
では、以下引用。
infoFAQ クロスバイクとは?(一部誤字があったため修正)というわけで、クロスバイクはマウンテンバイクとロードバイクの合いの子なのでした。ちなみに中略のところには「マウンテンもいいけど普段は舗装路だしロードみたいに快適に走りたいな。でもロードはとっつきにくい。せや!こうしたろ!」みたいなことが書いてあります。クロスバイク。クロスカントリーなどを語源に思い浮かべてしまうのですが、クロスの語源はクロスオーバーになります。
(中略)そこでロードバイクとマウンテンバイクの良さを取り入れて混血させた自転車の考えが出てきました。
ミニベロ
なんかこれが一番解せない。だって響きがかっこよくないから。
ベロってなんだよ!って思ったことがある人も多そうですね。
そもそも知らない人向けに解説。
ミニベロとは小径車、つまりタイヤの小さい自転車のこと。タイヤだけでなく、車体自体も小さい。先ほどのミニサイクルに近いです。
その小柄な車体は街乗りに特化しており、止まったり走ったりが多くてもこぎだしが軽いので気にならないんだとか。
どことなくかわいらしいサイズ感がおしゃれな印象。ものとしては嫌いじゃないんですが、いかんせん遅そう…。(乗ったことはないのでわかりませんが。)
と、ここで僕ひらめきます。
「速度」は英語で”velocity(ベロシティ)”。お!これはもしや!!
ミニベロの名前の由来は、フランス語で自転車のことをベロといいます。
そこに、小さい自転車ですから、ミニという言葉がくっついてミニベロとなったそうです^^
ミニベロのベロってどういう意味ですか? - ミニベロの名前の由来は、フランス語... - Yahoo!知恵袋
笑ってんじゃねーよ!
ちくしょー外した。でも解決した。ミニベロ乗ってみたい。