面白い話とつまらない話にある大きな差とは?―ブログにも関係する話
まあちょっとした僕の持論というか、考え方の一つなんですが聞いてください。
みなさんは「面白い話」であるかどうかの条件とは何だと思いますか?
起承転結がしっかりしている、とか
オチがうまくついている、とか
緩急の付け方や語り口の軽妙さ、とか
まあ上げていったらきりがないかと思いますが、今回はある一つの視点から考えてみましょう。
その視点とは、”登場人物のことを聞き手が知っているか”です。
つまりはこういうことです。
あなたが友達からこんな話をされたとします。
「私の知り合いがこないだ雪で滑ってるとこ見ちゃったんだ~。」
「へぇ。で?」って感じです。
ですが代わりにこんな話ではいかがでしょう。
「担任の○○がこないだ雪で滑ってるとこ見ちゃった!」
まあマシです。
ちょうどいい例えが思いつかなくて恐縮ですが、こんな感じです。
というかみなさんそういう経験ありませんか?友達の友達の話されるときとか。そんな話昨日見た夢の話と同じくらいどうでもいいです。好きなカレールーの話でもしてくれたほうがよっぽどましです。僕はジャワカレー。
どうして知ってるか知らないかで差が生まれるか、といわれれば、それは関心の度合いが違うからだと思います。
自分に身近な人であればあるほど、その人が何を感じ、どんなことをしたかが気になってくるはずです。
だから僕は逆に、テレビでやってる「すべらない話」で松ちゃんとかジュニアが無名の後輩芸人の話できちんと笑いを取ってるのを見ると、「ああ、芸人ってやっぱすごいな~」と思うものです。どんなに視聴者から距離感のある人の話でも、面白くなる。
さて、聞き手が知っている人物であれば関心が高い状態で聞いてもらえて、それが面白さにつながっているのでは?という話でした。
これはきっとブログにも言えることなのでは、と僕は考えます。
ブログ界隈においてこの理論を当てはめるとするならば、「読者がそのブロガーのことをよく知っているなら、記事が面白く感じる」ということになります。
よく知っている、というのは非常にあいまいさを持った言葉ではありますが、この場合では読者にとってそのブロガーとの距離感が近いことを指す、と定義しましょう。
そして距離感が近いというのは、
- 記事の内容が共感を誘うものである
- コメント、ブクマなどをつけてくれる
- そもそもリアルで知っている人だ
- 実名ブロガーだ
- 自分と出身など何らかの関係がある
- 実名じゃなくてもアイコンと名前をまとめて覚えてしまった
などの要因によって決められると思います。
距離感が近ければその人の話の内容自体に関わらず、無条件に聞き手の関心は高まり、無意識的に話を面白く感じている。
と、そんなことを思ったので書いてみました。
それでは。